ペット火葬の費用はいくら?体重別・プラン別の相場を解説

ペット火葬の費用はいくら?体重別・プラン別の相場を解説

ペット

ペット火葬を検討するとき、多くの方が最初に気になるのが「結局いくらかかるのか」という点ではないでしょうか。

ただ、ペット火葬の料金は一律ではありません。
同じ猫でも、合同火葬を選ぶのか、個別一任火葬を選ぶのか、立会い火葬を選ぶのかで金額は大きく変わります。さらに、訪問火葬か持ち込み火葬か、骨壷や骨袋が含まれているか、夜間対応かどうかでも総額は変わってきます。実際、2025〜2026年時点の複数の料金表や相場記事でも、費用は「体重」と「火葬プラン」で大きく上下することが示されています。

この記事では、ペット火葬の費用をできるだけ分かりやすく整理するために、
「体重別の相場」
「プラン別の相場」
「追加料金が発生しやすい項目」
「見積もりで必ず確認したいポイント」
の順で解説します。

「安いところを探したい」という方にも、「ちゃんと納得して依頼したい」という方にも役立つよう、価格の見方に特化してまとめました。

ペット火葬の費用相場を先に結論でいうと

先に全国的な目安をざっくりまとめると、2026年時点の一般的な相場は次のようになります。

1kg未満の小さなペットでは、合同火葬が8,000〜12,000円前後、個別一任火葬が15,000〜20,000円前後、個別立会い火葬が20,000〜25,000円前後が目安です。1〜5kgになると、合同火葬は12,000〜18,000円前後、個別一任火葬は20,000〜30,000円前後、個別立会い火葬は25,000〜38,000円前後へ上がります。さらに5〜15kgでは、合同火葬が15,000〜22,000円前後、個別一任火葬が25,000〜40,000円前後、個別立会い火葬が30,000〜48,000円前後というのが一つの目安です。

大型になるほど金額差は大きくなり、15〜25kgでは個別一任火葬が30,000〜48,000円前後、個別立会い火葬が38,000〜55,000円前後、25〜40kgでは個別一任火葬が38,000〜55,000円前後、個別立会い火葬が45,000〜65,000円前後まで上がるケースがあります。イオンの解説記事でも、15kg以上の大型犬では合同火葬30,000円〜、一任個別火葬40,000円〜、立会個別火葬**50,000円〜**が一つの目安とされています。

つまり、かなり大まかにいえば、
小動物なら1万円前後から
猫や小型犬なら2万〜3万円台が中心
中型犬は3万〜5万円台
大型犬は5万円前後以上も珍しくない
というイメージを持っておくと、見積もりを見たときに高いのか安いのか判断しやすくなります。

なぜペット火葬の費用はこんなに差が出るのか

ペット火葬の料金が分かりにくい最大の理由は、「何に対してお金を払っているのか」が業者ごとに違うからです。

まず大きいのは体重です。火葬時間や炉の負荷、必要な設備が変わるため、一般的に体重が重いほど料金は上がります。実際、相場表でも小型動物から大型犬まで段階的に料金が上がる形になっており、実在の業者の料金表でも1kg未満、1〜5kg、5〜10kg、10〜15kg、20kg以上といった区分で細かく価格設定されています。

次に大きいのが火葬プランです。合同火葬は他のペットと一緒に火葬するため費用を抑えやすい一方、個別一任火葬は1頭ずつ火葬して返骨がある分高くなります。個別立会い火葬はさらに、家族の立会い、お骨上げ、セレモニー性の高さが加わるため、もっとも高額になりやすい傾向があります。訪問火葬は「自宅で見送りやすい」という利点がある反面、出張費や夜間費用の有無で総額が動きやすいのが特徴です。

さらに見落としやすいのが、基本料金に何が含まれているかです。骨壷・骨袋込みのところもあれば別料金のケースもあり、出張費無料の業者もあれば、有料エリアや時間外料金を設けている業者もあります。つまり「基本料金が安い=総額が安い」とは限らず、含まれている内容まで見て比較することが大切です。

体重別に見るペット火葬の費用相場

1kg未満の小動物

ハムスター、小鳥、モルモット、フェレットなどの小さなペットは、もっとも費用を抑えやすいゾーンです。全国的な相場では、合同火葬が8,000〜12,000円前後、個別一任火葬が15,000〜20,000円前後、個別立会い火葬が20,000〜25,000円前後が目安です。実際の料金例でも、500g未満で合同9,000円、個別一任18,000円、立会い20,000円という設定や、100g未満で合同2,200円、個別一任15,400円、立会い22,000円という設定が見られます。

この体重帯では、合同火葬と個別火葬の差がかなり大きく見えることがあります。
そのため、「返骨が必要かどうか」で予算がはっきり分かれやすい層ともいえます。遺骨を手元に残したいなら個別火葬、費用を最優先するなら合同火葬、という判断になりやすい価格帯です。

1〜5kgの猫・うさぎ・超小型犬

猫、うさぎ、チワワ、トイプードルなどが入りやすいのがこのゾーンです。ここは利用者数も多く、もっとも比較しやすい価格帯です。全国的な相場では、合同火葬が12,000〜18,000円前後、個別一任火葬が20,000〜30,000円前後、個別立会い火葬が25,000〜38,000円前後となっています。

実際の料金表を見ると、1〜5kg未満で、訪問の合同火葬18,000円、訪問個別一任22,000円、訪問立会い24,000円という例や、別の業者では合同9,900円、個別一任23,100円、個別立会い31,900円という例もあります。つまり同じ「猫サイズ」でも、地域やサービス内容によってかなり幅があります。猫だから必ず2万円前後と決めつけず、内容込みで見ることが大切です。

もし猫で個別返骨を希望するなら、現実的には2万〜3万円台前半を想定しておくと、見積もりを見たときに慌てにくいでしょう。立会い火葬まで希望する場合は、3万円台に入るケースも十分あります。

5〜15kgの小型犬〜中型犬

柴犬、ミニチュアダックス、コーギーなどはこのあたりに入ることが多く、費用はぐっと上がってきます。全国相場では、合同火葬が15,000〜22,000円前後、個別一任火葬が25,000〜40,000円前後、個別立会い火葬が30,000〜48,000円前後です。イオンの解説でも、5〜15kgでは合同19,000〜25,000円程度、一任個別23,000〜30,000円程度、立会個別28,000〜38,000円程度が目安とされています。

実在の料金表でも、5〜8kg未満で訪問の合同22,000円、個別一任26,000円、立会い28,000円、8〜10kg未満では合同25,000円、個別一任30,000円、立会い32,000円といった設定が確認できます。体重が数kg増えるだけで段階的に上がる業者も多いため、「8kg台」と「10kg台」で料金帯が変わることも珍しくありません。

このゾーンでは、「せっかくなら個別で返骨したい」と考える方が多く、結果的に2万5,000円〜4万円前後が予算の中心になりやすいです。費用だけでなく、骨壷や返骨方法が含まれているかも必ず見ておきましょう。

15〜25kgの中型犬

ビーグルやボーダーコリーなどになると、費用はさらに上がります。全国相場では、合同火葬が18,000〜25,000円前後、個別一任火葬が30,000〜48,000円前後、個別立会い火葬が38,000〜55,000円前後とされています。

実際の料金例では、10〜15kg未満で合同9,900円、個別一任28,600円、立会い37,400円、15〜20kg未満で個別一任33,000円、立会い40,700円という設定もあります。合同火葬が設定されていない重量帯もあり、ある程度の大きさ以上は個別中心になる業者もあります。

このサイズになると、火葬設備や対応可否も重要になってきます。
料金だけでなく、「その体重に対応できる設備があるか」「当日の搬送や立会いが現実的か」まで含めて確認したほうが安心です。

25kg以上の大型犬・超大型犬

ラブラドール、ゴールデンレトリバー、秋田犬、さらに40kg超の超大型犬は、火葬費用がもっとも高くなりやすい層です。全国相場では、25〜40kgで合同火葬が22,000〜30,000円前後、個別一任火葬が38,000〜55,000円前後、個別立会い火葬が45,000〜65,000円前後、40kg以上では個別立会い火葬が55,000〜80,000円前後になる例もあります。イオンの解説でも、15kg以上は合同30,000円〜、一任個別40,000円〜、立会個別50,000円〜、40kg超では70,000円以上になるケースがあるとされています。

実在の料金表でも、20〜30kg未満で個別一任38,500円、立会い46,200円、30〜40kg未満で個別一任44,000円、立会い52,800円、40〜50kg未満で個別一任49,500円、立会い58,300円という例があります。さらに51kg以上は5kg増すごとに3,000円追加という設定も確認できます。

大型犬の場合は、「相場より少し高い」ことよりも、そもそも対応可能かが重要になることもあります。料金だけで候補を絞るより、火葬炉の対応重量や搬送方法まで含めて比較したほうが失敗しにくいです。

プラン別に見るペット火葬の費用相場

合同火葬

もっとも費用を抑えやすいのが合同火葬です。全国相場では8,000〜25,000円程度に収まることが多く、実際の業者料金でも小型帯なら1万円前後から見つかります。ただし、他のペットと一緒に火葬するため、返骨は基本的に不可です。費用重視の方には向いていますが、「遺骨を手元に残したい」という希望がある場合には向きません。

個別一任火葬

個別一任火葬は、1頭ずつ火葬してもらい、拾骨や進行は業者に任せるプランです。返骨があるため、合同火葬より高くなるのが一般的で、全国相場では15,000〜60,000円程度が目安です。費用と気持ちのバランスを取りやすく、実際にはこのプランを選ぶご家族も多いでしょう。

個別立会い火葬

家族が立ち会い、お骨上げまで行うプランはもっとも丁寧なお別れがしやすい一方、費用は高めです。全国相場では20,000〜75,000円程度で、体重が大きくなるほど上がります。立会い火葬は「最後まで見届けたい」という気持ちに合いやすい反面、予算面では余裕を持っておく必要があります。

訪問火葬

訪問火葬は、専用車が自宅近くまで来て火葬を行う形式です。全国相場では18,000〜55,000円程度とされていますが、これは「出張費込みか」「立会いか」「返骨ありか」でかなり変わります。業者によっては出張費無料・骨壷込みのところもあれば、別の業者では出張費や時間外料金がかかることがあります。つまり、訪問火葬は便利ですが、基本価格だけで比較すると誤差が出やすいプランでもあります。

追加料金が発生しやすい項目

ペット火葬で一番注意したいのは、「表示価格より最終支払額が上がる」ケースです。

たとえば、追加費用になりやすい項目として、自宅への訪問・搬送費、夜間・早朝の対応費、骨壷や骨袋の追加・グレード変更、納骨費用、読経や祭壇などのセレモニー費用が挙げられています。相場記事でも、基本料金だけを見て申し込むと想定より高くなることがあると案内されています。

実際の業者例でも、営業時間外対応で別途5,000円がかかる料金表や、22時以降は通常料金の1.5倍という設定があります。一方で、骨壷・骨袋込み、出張費込みを明示している業者もあります。つまり、追加料金の有無は「業界で統一」されているわけではなく、業者ごとのルール差がかなり大きいのです。

また、火葬そのもの以外のオプションとして、セレモニーが5,000〜20,000円、僧侶による読経が10,000〜30,000円、骨壷のグレードアップが3,000〜20,000円、メモリアルグッズが3,000〜30,000円程度という目安もあります。こうした費用は必要な人にとっては大切ですが、見積もり時に確認しておかないと予算オーバーの原因になります。

費用で失敗しないための見積もりチェックポイント

ペット火葬の見積もりを見るときは、金額そのものよりも、**「その金額でどこまで含まれているか」**を見るのがコツです。

まず確認したいのは、体重区分の境目です。8kgと10kg、15kgと20kgなど、少し違うだけで料金帯が切り替わる業者があります。正確な体重を伝えずに話を進めると、当日に料金が変わることもあるため注意が必要です。

次に、返骨の有無を必ず確認しましょう。合同火葬では返骨不可が一般的ですが、個別火葬でも「拾骨あり」「拾骨なし」「返骨あり」「返骨なし」が細かく分かれることがあります。同じ「個別火葬」という言葉でも内容が違うことがあるため、名称だけで判断しないほうが安全です。

さらに、骨壷・骨袋が含まれるか、出張費がかかるか、夜間料金があるかも重要です。
これらが全部込みなら見た目の料金は高く見えても総額では安いことがありますし、逆に基本料金が安くても別途加算で高くなることもあります。比較するなら「総額」と「含まれる内容」をセットで見る、これがいちばん大事です。

ケース別の予算イメージ

猫(4kg前後)の場合

猫が4kg前後なら、全国相場では合同火葬で12,000〜18,000円前後、個別一任火葬で20,000〜30,000円前後、個別立会い火葬で25,000〜38,000円前後が目安です。つまり、「返骨ありで静かに見送りたい」なら2万〜3万円台を見ておくと現実的です。

柴犬(9kg前後)の場合

柴犬サイズになると、5〜15kg帯または8〜10kg帯の料金を見ることになります。相場では合同火葬が15,000〜22,000円前後、個別一任火葬が25,000〜40,000円前後、個別立会い火葬が30,000〜48,000円前後です。実際の料金表でも8〜10kg未満で、訪問個別一任30,000円、訪問立会い32,000円などの例があります。

ラブラドール(30kg前後)の場合

大型犬になると、個別一任火葬で4万円台〜5万円台、個別立会い火葬で5万円台〜6万円台が中心に入ってきます。実在の料金表でも30〜40kg未満で個別一任44,000円、立会い52,800円という例があり、さらに重くなると追加料金が発生する場合もあります。大型犬では「安いかどうか」より、まず対応可能かどうかを確認するほうが優先です。

よくある質問

一番安いペット火葬のプランはどれですか?

一般的には合同火葬が最安です。全国相場では8,000〜25,000円程度で、実際の料金表でも小さいペットなら7,000〜10,000円前後から見つかります。ただし、返骨できないのが一般的なので、価格だけで決める前に希望する見送り方と合っているか確認が必要です。

訪問火葬は持ち込み火葬より高いですか?

高い場合もありますが、必ずしもそうとは限りません。
たとえば、ある料金表では500g未満で持ち込み合同7,000円、訪問の引取り合同9,000円、1〜5kg未満で持ち込み合同16,000円、訪問合同18,000円となっており、訪問のほうが少し高い例があります。一方で、出張費無料・骨壷込みを明示している訪問火葬業者もあります。つまり、「訪問だから高い」と決めつけるより、出張費込みの総額比較が重要です。

火葬前に行政手続きは必要ですか?

犬の場合は、狂犬病予防法に基づき、死亡から30日以内に市区町村へ届出が必要です。施行規則では、死亡届には所有者情報、登録年度・登録番号、死亡年月日などを記載し、原則として鑑札や注射済票を添付することになっています。猫や小動物では、犬と同じこの届出制度はありません。

まとめ

ペット火葬の費用は、単純に「犬はいくら、猫はいくら」とは決まりません。
実際には、

体重
火葬プラン
訪問か持ち込みか
返骨の有無
骨壷・骨袋・出張費・夜間料金の有無

によって総額が決まります。相場としては、小動物で1万円前後から、猫や小型犬で2万〜3万円台、中型犬で3万〜5万円台、大型犬では5万円前後以上になるケースが多く見られます。

費用面で後悔しないために大切なのは、最安値を探すことだけではありません。
**「何が含まれていて、その金額になるのか」**を確認することです。

返骨したいのか。
立ち会いたいのか。
自宅まで来てほしいのか。
骨壷や骨袋は込みなのか。
夜間や休日で追加料金はあるのか。

そこまで確認できれば、同じ3万円でも「高い見積もり」なのか「内容に対して妥当な見積もり」なのかが見えてきます。大切な家族とのお別れだからこそ、価格だけでなく、納得できる総額で選ぶことを意識してみてください。

供養セットを見る